金利や為替、景気と株価の関係性とは?

株式投資をするときに出てくる関りのある用語として【金利、為替、景気】という言葉があります。

それぞれは、株価に密接な関係性があり、それぞれの変動によって株価が動きます。

そこで今回は、金利や為替、景気と株価の関係について解説をしていきます。

さまざまな関係性

金利や為替、そして景気はそれぞれ株価にどんな影響を与えるのでしょう。

株価とは何かというところから説明し、それぞれの関係性についてもお話していきます。

株価とは

まずは、カンタンに株価について知っていきましょう。

上場している企業が発行している株式は、普段買い物をするコンビニなどの商品に値段が付いているのと同じように、1株当たりにも値段が付いています。

その、1株あたりの値段のことを株価と呼びます。

企業ごとに株価の金額は異なり、数百円のものもあれば、数千円のものもあります。

株価は、株式の取引がされる証券取引所での買いたい人と売りたい人の関係で決まっています。

また、日本の株式の取引は全て100株単位なため、仮に1株100円の株式があった場合は、その株を買うためには10,000円が必要ということです。

株価の基礎的なところを学んだあとは、それぞれの関係性について解説をしていきます。

金利と株価の関係は

まずは、金利と株価の関係性についてです。

最初に金利とは何かをカンタンに紹介します。

金利とは、資金を借りるときに借り手から貸し手に支払われる利息の、借りた額(元金)に対する割合のことです。

「利子率、利率、利回り、割引率」なども金利の一種です。

カンタンに言うと、金利は資金を借りる(貸す)ときの費用のようなものです。

では、金利が上がることで株価がどう変動するのかについて話していきます。

持続的に景気が良くなれば、金利が上昇しやすくなるため、金利の水準が上がり、資金調達の需要が高まり、企業の業績アップが期待されます。

そのため、株式の投資対象としての期待値が上がり、ローリスクの債券などよりも株式を買う人が増えていきます。

そうなることで、金利の上昇と株価の上昇が起こります。

一方で、金利が上昇することで悪い影響を及ぼすことがあります。

これは、金利が上がることで、企業としては借入れのコストが上がるため、設備投資にあまりお金を使わなくなります。

また個人では、住宅ローンの金利が上がることで、住宅を買うことを見送る人も出てきます。

そうなると、企業の業績が低迷する不安を投資家が抱くようになり、株価は下がる傾向にあるのです。

為替と株価の関係は

つぎに、為替との関係性についてです。

まずは、為替についてカンタンに説明します。

為替(かわせ)とは、為替手形や小切手、銀行振込、郵便為替など、現金以外の方法により、金銭を決済する方法の総称です。

離れた場所への送金の手段として、現金を直接送るリスクを避けるために利用します。

特に、輸出入をするときに利用します。

また、為替は株価と同様に、常に価格が変動しています。

では、為替が動くことで株価はどう動くようになるのでしょうか。

輸出型の企業は、円安/ドル高になることを好みます。

これは、自動車1台を1万ドルで輸出するとき、ドル建てで輸出したとき「1ドル=120円」のときと、「1ドル80円」のときでは、受け取るドルは同じであっても、円ベースで見たときに「1ドル=120円」のときの方がメリットが大きいということです。

一方で、輸入型の企業は、円高/ドル安を好みます。

これは、支払いのコストが円ベースで見たときに低下するためです。

輸入型の企業とは主に、電力、化学、ガス、紙パルプなどの企業です。

また、為替によって外国人投資家への影響があります。

外国人の投資家からしたら、円高/ドル安を好む傾向にあります。

これは、円建の投資は自国の通貨がベースとなるため、運用が有利になるからです。

ただし、海外の機関投資家は、円高になることで運用している資産の全体のうち、円の資産が占める割合が大きくなるため、それを調節する必要はあります。

そのため、円高をきっかけに日本の株式を売る動きに繋がる場合があります。

つまり、相場を取り巻く環境次第で、為替の変動が株価に与える影響が変わってくるため、相場の状況に対応した取引や判断が必要となります。

景気と株価の関係は

つぎに景気との関係性についてです。

まずは、景気とは何かを説明します。

景気とは、経済活動全般の動向のことを指します。

カンタンに言うならば、日本の各企業の事業が上手くいっているかどうかと考えると良いでしょう。

つまり、景気が良いとは、事業が上手くいっている企業が多いということで、【好景気】と呼びます。

逆に、景気が悪い状態とは、あまり事業が上手くいっていないということで、【不景気(不況)】と呼びます。

景気の良し悪しを言うときは、企業単体で見るのではなく、日本全体に対してです。

また、どんなに景気が良くても、事業が上手くいかずに倒産する会社も存在し、反対に景気が非常に悪くても大きく事業が成功している企業もあります。

このような一部の例外を除き、全体的に見て「上手くいっている」or「上手くいっていない」で判断されます。

基本的には、景気が良ければ、企業の業績は上がり、失業率が下がり、株価は上がる傾向にあります。

そうなることで、労働者の給料やボーナスが増えます。

そのため、政府としても国民としても景気が良くなることを望んでいます。

では、景気と株価との関係性についてお話します。

景気と株価の動きを1980~2013年までの長い期間で検証してみると、株価と景気の動向の方向性はだいたい一致しているのです。

つまり、景気が良くなれば株価は上がる傾向があり、景気が悪くなれば株価は下がる傾向にあるということです。

ひとつの要因で決まるわけではない

金利、為替、景気が株式に与える影響について解説してきましたが、株価はどれかひとつだけの要因によって動くわけではありません。

さまざまな要因が連鎖的に反応し、株価の変動が起きます。

株式で投資をするのであれば、どれかひとつだけを見るのではなく、全体的な視野を持つと良いでしょう。

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