投資信託を売却する|売るときのカギは「分散」

資産運用をしていて、投資家が悩むことのひとつに、売るタイミングをどうすればいいのかという点があります。

買うタイミングはもちろん、売るタイミングも投資をする上でとても重要なポイントです。

そこで今回は、投資信託に投資をしている人が押さえおきたい、投資信託を売るタイミングに知っておきたいことについて解説していきます。

売るタイミングは相場ではなくあなたの資産を基に考える

資産運用をしている場合、基本的に売るタイミングは相場状況によって判断する人が多いと思いますが、相場を見つつも、売ると判断をするタイミングは、実はあなたの資産状況を基に判断をすると良いと言われています。

例えば株式でもFXでも、中長期的に投資をしていて、貯蓄にも余裕がある人であれば一時的な相場にそこまで左右されずに運用を続けていけます。

一方で、余裕資金がほとんどないという人の場合、マイナス額が大きくなってしまうとお金を0円近くにしてしまい、経済的にも精神的にも余裕がなくなります。

そのため、余裕資金があまりない人は、損切ラインを浅めに設定したりします。

このように、あなたの資金状況に応じて、売るべきタイミングが変わってくるのです。

賢く売る3つのタイミング

ではここからは、賢く売るタイミングについて3つのタイミングをご紹介します。

目標評価額に到達したとき

1つ目のポイントは、目標評価額に到達したときです。

20年や25年という長い時間をかけて、投資信託の積立投資を行い、最初に設定した運用資産の目標額に到達したタイミングに売却することを検討します。

積立だけをやめて、運用はそのままという選択も取れます。

金額の節目を予め設定しておくことで、売るタイミングが見えてきます。

ライフイベントが起きたとき

2点目のポイントは、人生におけるイベント(ライフイベント)が起きたときです。

例えば、マイホームの購入、子どもの養育費・学費、退職祝い、子どもの結婚式など、人生にはさまざまなイベントが起きます。

こういったイベントが起きたときには、全額売却してしまうのではなく、ライフイベントに応じた必要分だけを取り崩す感覚で一部だけを売るのがオススメです。

基準価格が2倍になったとき

3点目のポイントは、基準価格が2倍になったときです。

投資信託の基準価格が2倍になったときに、半分(増えた分の利益)を売り、残った元本分はそのまま運用し続けるという手法です。

このタイミングで売ったとしても、既に最初の元本分は利益として確定している分、今後の運用で元本を割るような損失を負う可能性が低くなります。

そのため、売った後に運用を続けたとしても、今後の運用成績が悪化しても、精神的ダメージが少なく済みます。

買うときと同様に売るときにも「分散」が重要!

資産運用をするときの投資の原則、鉄則として、分散投資をすることが重要とされています。

これは売るときも同様で、売却するときにも複数回に分けて分散することが重要なポイントとされています。

分散により売却価格を安定させる

回数を分けて売却をすることにより、売却価格を安定させることができます。

購入するときと同様に分散して売却することで、売るときに注意したいデメリットである「安値のときに売って損をしてしまう」という事態を回避しやすくなります。

大前提として、あなたの資金状況や資産計画にもよりますが、緊急で資金が必要などの予定が無ければ、毎月または2カ月に1度というペースで少しずつ投資信託の資産を取り崩していくように意識しましょう。

年齢とともに守りの資産の比重を多くすることも視野に入れる

年齢を重ねていくにつれて、リスクを低いものの比重を徐々に多くすることも視野に入れておくことが大切です。

たとえば、当初「株式70%、債券30%」で運用していた人が、年齢を重ねて比率を調整し「株式30%、債券70%」と変更するということです。

保有している資産の分配は、運用を続けていくにつれて変化していきます。

配分の比率は好きに変更することができますが、その手法はふたつ存在します。

ひとつは、当初の投資計画の比率に戻す方法です。

もうひとつがリスクの高い攻めの資産である株式の比率を減らしていく方法です。

全ての資産を売らずに運用を続けていくのであれば、資産分配の調整を行いつつも切り崩しをしていくのもひとつの手です。

売却時の約20%が税金になる

売却を考えたときに、気を付けたいのが税金で利益が目減りするという点です。

投資信託の売却益が年間で20万円を超えたとき、利益分の20.315%が課税対象となります。

1回も売却していないときには、意識する必要はありませんが、売却を検討したときには、利益から約20%が目減りすることを念頭に置いておきましょう。

分散売却で運用終了までリスク管理

資産運用のリスクを分散売却で行うことで、運用の最後までリスク管理をすることができます。

売却のタイミングはさまざまありますが、売却時に損をしないように、賢く売るタイミングを把握し、売却時の分散、配分の比率を調整するなど、損をしない売却を心掛けていきましょう。

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