定年を見据えて「人的資本」を完成させる

一般的に多くの人は、高校を卒業してから、大学を卒業してから、と様々な形で社会に出て就職していきます。

ただ就職をして、何も考えずに仕事をして、時間があっという間に過ぎていってしまう人も一定数います。

仕事をしながら、自分の価値を高めていかないと、歳を取ったときに若い世代を優先して人材を確保され、いらない人材という扱いを受けてしまう可能性があります。

そうならないためにも、仕事をしていくときには人的資本を完成させていき、歳と共にその活かし方を知っておく必要があります。

ここでは、年代別に見た「人的資本」について解説をしていきます。

人的資本を完成させる

若いうちに人的資本を完成させて、歳を重ねていくにつれて人的資本の活かし方を知っておきましょう。

年代別の人的資本戦略は、30代、40代、45歳、50代、60代と分けて考えていきます。

何度も出てきている「人的資本」とは、将来的に稼ぐと予想される収入を、現在の価値に換算して評価した金額のことです。

別の言い方をするならば「人間の株価」のようなものです。

もっと簡単に言うと、その人の価値を表すものです。

人的資本の価値を高めることによって、仕事における選択肢が広がります。

この「人的資本」を拡大するためには、戦略を立てて実行していくことが大切です。

30代は人的資本の完成期

30代は、人的資本の完成期といえる年代です。

30代前半は、仕事の能力の伸びしろが十分にあるときでもあります。

体力があり、新鮮な感覚や価値観を持っています。

この時期に仕事で実績を上げることが重要です。

また、30代に突入する前の28歳までに、自分がどの分野で仕事をするのかを決めておくと良いとされています。

人間は、仕事を覚えるまでにかかる時間は、約2年間と言われています。

30代に突入する前の28歳からの2年間を、あなたが決めた職業で、仕事を覚える期間に使いましょう。

そして、35歳は人的資本価値の絶頂期と言える年齢です。

ここまでには、他人に話ができるレベルの実績を上げておきましょう。

しかし、一般的に35歳を過ぎると、人材としての価値は下落する一方で、雇用主からの要求水準は上がることが一般的です。

そのため、30代後半は、自分が持っている価値を存分に発揮させておかないと、今後の仕事の選択肢が狭くなってしまいます。

40代は人的資本の活用期

40代は、人定資本の活用期です。

30代に育ててきた人的資本の価値を最大限に発揮し、状況によって転職も視野に入れ、効率的に人的資本を活用しましょう。

いくら40代は人的資本の活用期といっても、定年を迎えるまでそのままでいいわけではありません。

45歳からはセカンドキャリアの準備をしよう

40代は、キャリアにおけるターニングポイントとも言える年代です。

45歳からは、セカンドキャリアに向けたプランを立てていくと良いでしょう。

60歳以降に何をして、いくら稼ぎたいのか、それにはどのくらいの時間が必要で、どんな準備が必要なのかを具体的に考え、行動していきましょう。

50代は人的資本の転換期

50代は、人的資本の転換期です。

会社や業種によっても異なりますが、50歳前後から、関連会社への出向をさせられたり、管理職としての肩書が外れす人も増えてくる年代です。

こういった人が増えることからも、50代はまさに、これまでに築いてきた人的資本における転換期と言えます。

また、50代は自分が描いているセカンドキャリアの実現に向けて実際に種まきをする時期です。

資格を取得したり、知識の深めたりという行動を取るのに向いている時期です。

50代では、新しい人間関係を築くことにも目を向けるべき時期でもあります。

というのも、この人間関係から将来の転職先を紹介してくれる人に出逢えたりする可能性があります。

起業を考えている人であれば、新しい人脈がビジネスチャンスに繋がり、一緒に仕事をする仲間になったり、モノやサービスを買ってくれるユーザーにもなる可能性があります。

60代は人的資本の再出発期

60代以降は人的資本の再出発期です。

60代以降は、人的資本の価値を少しでも減らさないためのメンテナンスを常に行いましょう。

メンテナンスとは、若いときに身に付けた知識が既に古くなっている可能性があるため、情報の更新を定期的に行い、人間関係が陳腐化しないように、さまざまな人と交流をするようにしましょう。

そして、最も重要視するべきは、「健康を維持すること」です。

せっかく自分が望む仕事に就くことができても、働くことのできない体になってしまうと元も子もありません。

そのため、健康管理を怠らないように食生活や睡眠時間には十分に注意しましょう。

まとめ

自分のキャリアプランニングをしっかり立てて、若い頃から将来の準備をしていくようにしましょう。

年代別に、「この時までには、こうなっていたい」という考えをベースに人生計画を作り、人的資本を高めましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA