コロナショックで金が急騰している?財産を守る金投資

投資をするのであれば、資産を増やすことはもちろん、財産を守るという視点を持つことも大切です。

世界的に株価が大暴落したコロナショックを受けて、資産を大きく減らしてしまった人も多くいます。

しかし、金の価格は下落相場に巻き込まれたものの、いち早く値を戻し、更に上昇傾向にあります。

なぜ金は価値を直ぐに取り戻したのか、その強みの理由や金投資の始め方について解説していきます。

コロナショックで金は高値を更新

株や債券、金はコロナショックを受けて、価格が急落しましたが、金は直ぐに価格が回復しました。

株や債券と違う点は、金はそのものに価値があるため、相場の下落局面に強いと言われています。

金だけは急落直後に回復した

株価急落の初期段階の2月20日頃の投資家の動きは、「有事の金」ということで買い注文が先行していました。

一旦価格が下がっても、すぐに回復するなど、金の強さを発揮していました。

しかし、それ以降の株安は止まらずに、ダウ平均株価が毎日のように1000ドル、2000ドルと下がっていき、その結果安全資産まで売られる局面となっていました。

3月に入り、ダウは2万7000ドルから1万9000ドルまで割れる暴落をみせました。

こうなると、投資家の不安はピークに達し、株だけではなく、リートや債券などのあらゆる投資商品を売って、現金化しようという動きが拡大しました。

金もその流れで売られ始め、NY金は1600ドルから1400ドル台に急落しました。

このような現象を「セルオール」といって、何でもかんでも売られる状況のことで、リーマンショック以来の現象でした。

しかし、全ての投資先のうち、投げ売り状態が落ち着き、最初に値を戻したのが金でした。

コロナショックのような緊急事態においても強みのある、安全資産の購入に動く投資家が多かったのです。

更に、金価格は値を戻すだけではなく、急落前の高値を超えて上昇しました。

ちなみにこのとき、ダウは半値も戻していませんでした。

リーマンショック時も直ぐに回復

もともと、昨年ごろから金価格は上昇傾向にありました。

その要因は、アメリカを始め世界的に金融緩和が推し進められていたことにあります。

市場に多くの資金が流れることにより、お金の価値が下がり、安全資産である金が買われるようになります。

そこに新型コロナウイルスの蔓延により、アメリカは経済打撃を抑えるために、無制限の量的緩和策を取りました。

これは、金にとってはかなりの追い風となり、価格が高値を更新したと言えます。

リーマンショックの時も、景気回復のために金融緩和が取られており、金はこのときも株と同じように売りが先行したものの、直ぐに値を戻し、上昇し続けました。

リーマンショックと違う点は、コロナはいつ終息するのか分からないという点で、金融緩和がまだ続くと予想されるということです。

つまり、金の価格はこれからも上昇する可能性があり、資産を守るどころか、大きく増やすことができるかもしれません。

なぜ金が強いのか

ではなぜ、このような状況下でも金は強いのでしょうか。

その理由は3つあります。

1.無価値にならない現物資産である

現物資産とは、その名の通り現物(形)がある資産のことです。

貴金属や土地、不動産や絵画なども現物資産です。

株や債券などの有価証券とは違い、それ自体に価値があり、値動きも比較的緩やかであるという特徴があります。

2.有限の鉱物資源という希少性

1トンの金鉱石から取り出せる純金の量は、わずか3グラムほどです。

その金鉱石も、地下深くから採掘しなければいけないため、膨大な時間とコストがかかります。

しかし、金の需要は高い一方で、需給とのバランスが取れていないことから、価格上昇の要因となっています。

3.低金利局面に強い

金の特徴のひとつとして、株や債券のように金利がつきません。

しかし、各国が利差でをする低金利局面では、この金利がつかないというデメリットが相殺され、金の価値がなくならないというメリットが強まり、投資家の資金が金に流れるのです。

金投資の始め方

金投資を始めるときは、中長期投資を基本に考えましょう。

金投資の目的が有事の備えであれば、資金の裏付けとなる金現物が保管されていることが大事なポイントです。

そして、すぐに現金化ができ、不透明な経済状況では流動性は重要となります。

また、値上がりや長期的な資産形成を目的とするならば、少額から投資が可能で、コストが安いことも大切になります。

よりリスク管理ができます。

中長期投資が基本

上記のポイントを踏まえて考えたときに、おススメとなるのが「金ETF」「投資信託」「純金積み立て」「金地金・地金型金貨」の4つです。

金の価格に連動する金ETFは、株と同様に市場で売買が可能で、利便性が高く、金現物の裏付けがあるものとないものがあるため、注意が必要です。

投資信託は、販売会社によっては100円から購入が可能で、自動積立もできるというメリットがあります。

ただし、金の裏付けはありません。

純金積み立ては、毎月一定額、もしくは一定量で現物の金を買い付けます。

貯まった純金は、売ることもできれば、地金としても引き出すことができます。

ただ、コストは高いというデメリットがあります。

金地金と地金型金貨は、純粋に金を買う方法です。

金価格が下がったら買うというのが一般的ですが、保管が大変な面があります。

このような4つの金投資商品のいずれを買うにしても、大切なのは中長期で保有することです。

金投資を始めるときの注意点

金投資を始めるときに把握しておきたい注意点が4つあります。

1.すぐに現金化が可能かどうか

売りたいと思ったときに、すぐに売ることができるのかどうかが大切なポイントです。

金ETFや投信は、現物に比べて現金化がカンタンです。

2.金現物は保管されるかどうか

金投資を始める理由が、財産を守るためであれば、資産の裏付けとして金が保管されているかどうかは必須事項です。

もし、発行体が破綻したとしても、現物は守られます。

3.少額から売買可能か

初心者でも無理なく投資をすることができ、買い増しや分散投資など、ポートフォリオの見直しをするとしても、少額から売買できることは利便性が高く、運用をする上でのメリットとなります。

4.コストが低いかどうか

金ETF、投資信託のコストは売買手数料や信託報酬のコストを見ましょう。

純金積み立て、金地金などは、購入手数料や年会費などのコストがあります。

いずれも低ければ低いほど、効率よく資金を使うことができます。

自分に合った金投資商品を見付ける

金投資と言っても、さまざまな商品があります。

その中から、商品の特徴とコスト、注意点を踏まえて、自分に合った金投資商品を見付けましょう。

自分の投資方針に合った金投資を行い、コロナショック時の資産形成を有利にしましょう。

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