⑨経済とは|日本のお金の流れを理解しよう

人間が生きていく中で、私たちは生活に必要なサービスを受けたり、商品を購入したり、消費したりします。

また、企業はサービスを生産、分配、消費します。

そこには常にお金が関わり、そのお金が日本中に流れ続けている状態が経済が回っている状態といえます。

では実際に、経済とはどんな意味を持つ言葉であるのか、お金はどう流れているのかについてご紹介していきます。

また、日本に存在する3つの経済体制と日本企業の役割とはなにかについて考えていきます。

経済とは

経済とは、経世済民(もしくは経国済民)の略語であり、「世の中を経(おさ)め、人民を救う」という意味を持つ言葉です。

また経済は、私たちが生活環境をよくするために行う活動であり、サービス・商品の生産・分配・消費・浪費などを通じて、お金を循環させることとされています。

経済とは人間でいう血液の流れと同じ

「お金の循環」という言葉を、別の表現に表すと「人間でいう血液の流れと同じ」という表現ができます。

人間の血液の流れが止まると、人は生きていくことができなくなります。

それと同じで、日本の中でお金の流れが止まると、働いても給料がもらえなくなるなど、誰もが生活できない状態になってしまいます。

このことから経済は「人間でいう血液の流れと同じ」であると言えます。

では、経済にとってなくてはならないお金の循環(流れ)は、どのようにお金が流れることで成り立っているのでしょうか。

お金の流れ

ここで、具体的にお金の流れについて解説をしていきます。

あなたが、幼稚園生や小学生ぐらいの頃に「なぜお金でモノを買うことができるのか」と疑問に思ったことはありますか?

その理由は、お金はモノやサービスと交換するための「役割」を持っているからです。

お金ができる前の時代では、「物々交換」といって、モノとモノを交換することで、自分の欲しいモノを手に入れていました。

しかし、この方法には問題があり、お互いのニーズに合ったものを持っていないと成り立たないのです。

また、お互いに欲しいモノを持っていたとしても、その価値がお互いで納得のいくものでない場合があり、物々交換に至らないという問題がありました。

そこで生まれたのが、「お金」であり、お金を持っていれば、いつ何時でも、お金によってモノと交換ができるようになりました。

このことからお金の役割は、モノやサービスを手に入れるためのものであると言えます。

ではここで、お金の役割を分けて考えてみましょう。

そうすると3つの役割があることが分かります。

  1. モノやサービスと交換できる
  2. 貯めることができる
  3. 価値をはかるモノサシになる

1つめの役割については、先ほど書いた通りです。

では、2つめの役割の「貯めることができる」とは、食べ物のような食材は、賞味期限や腐ってしまうなど長期間の保存ができません。

しかし、お金は貯めることができ、将来的に必要なときにモノやサービスを買うことができます。

3つめの「価値をはかるモノサシになる」という役割は、お金の金額によってその「価値=値段」が決まっているということです。

なにがどれだけの価値があるものかを値段で決めてくれる、言わば「モノサシ」になってくれるのです。

なぜ、お金がこのような役割を持てるかというと、「紙幣や硬貨に対して、金額相当の価値があることを全員が認めている、信用している」からなのです。

また、あなたがなにかモノを買ったときに使ったお金は、社会の中をめぐり続けます。

例として

本を1冊1,000円で購入したとします。
⇓
その支払った1,000円はその書店の売り上げになります。
⇓
そのお金で書店が、新しい本を入荷するためにそのお金を出版社に支払ったり、
書店で働く人の給料になります。
⇓
出版社は、会社の売り上げになり、
会社で働く人や作家さんの給料にそのお金を使います。
⇓
そのお給料をもらった人が、本を1,000円で購入します。

このように、お金の流れがぐるぐると回り続けるようになっているのです。

貯金をする人が多ければ多いほど、世の中に出てくるお金の量が減ってしまい、経済が満足のいくように回らなくなってきます。

また、お金を使う人が増えれば増えるほど、お金の流れが良くなります。

このことからまさに、「お金は社会の血液」と言えるでしょう。

3つの経済体制

経済は法律などの様々な条件の元に制約がされています。

またその制約を元に、人々のニーズを満たすための供給を組織化しています。

この組織化されたものを経済体制と呼びます。

ここでは、代表的な経済体制を3つご紹介します。

伝統経済

伝統経済とは、生産や分配などの主な経済活動が慣習や文化によって大きく決められている経済のことを意味します。

集落や村落などの比較的小規模な集団の経済に、見られることが多いのが特徴です。

市場経済

市場経済とは、個人や企業が自分の利益を最優先にしてモノを生産し、市場の仕組みによって分配するような経済を意味します。

市場の消費の動向によって生産活動が決まる特徴があり、自由度が高く、その時々の環境の変化に柔軟に対応できる長所があります。

計画経済

計画経済(指令経済)とは、中央当局によってあらゆる経済活動が運営されている経済を意味します。

産業への必要な物資、生産の目標、生産の割り当てなどが決められており、その計画を元に経済活動が行われる特徴があります。

日本企業の役割とは

では、経済を回していくために、日本の企業が託されている役割とはなんなのでしょうか。

日本は、常にほしいものがいつでもすぐに買うことのできる環境が整っています。

その代表的な例が24時間やっているコンビニです。

深夜に突然、なにか必要なものがあったとしても、一般的な日用品や飲食物であればコンビニで買うことができます。

便利な社会になっている背景には、コンビニを経営、運営している企業やコンビニで働いている定員さん、商品を出荷している運送業者、商品を作っている企業などがあってこそです。

このように、いくつもの企業がモノやサービスを提供してくれているおかげで、わたしたちの生活は便利で豊かになっていると言えます。

誰かがモノやサービスを買うことを「消費」、モノやサービスをつくることを「生産」、モノやサービスを消費者に運ぶことを「流通」といいます。

経済活動とは、この消費・生産・流通のくり返しのことを意味しており、そこにはたくさんの企業が関わっています。
また、個人や企業から税金を受け取ることで、国は公共サービスを提供する、経済活動を行っています。

しかし、主に社会を作り上げていくような「経済活動」の主役は日本企業と言えるでしょう。

社会的責任

また、企業には「社会的責任」があります。

それは、企業が利益を得るだけでなく、そこで働く人たちがより働きやすい環境を作ったり、周辺地域などの環境問題に積極的に取り組んだりするなど、の責任があり、その責任を果たすことも企業の大切な役割です。

もちろん、利益を得ることは企業にとって大切な役割です。

その利益を元に、新しいモノやサービスを生産することができるからです。

この繰り返しが起こることで、その仕事に関わる関係企業も利益を得ることができ、国民の生活が豊かになり、社会の発展に繋がっていきます。

このように、利益を得ることと責任を果たしていくことが、企業や社会にとってとても重要なことなのです。

経済を知ることで日本を知る

経済を知ることで、お金の流れを知ることができます。

お金の流れを知ることで、日本のお金の流れを知ることができます。

日本の経済の流れを理解し、国民1人1人が「お金」と正しく向き合うことで、日本の経済は良くなっていくことでしょう。

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