リーマンショック後の株価はどう回復したのか

新型コロナウイルスの感染拡大によって、コロナショックと呼ばれる世界的な金融危機が訪れました。

コロナショックによって、世界の株価は大きく下落し、日本の株価も同様に大幅に下落しました。

コロナショックで下落した株価は、今後回復していくのでしょうか。

そこでここでは、過去の世界的金融危機「リーマンショック」以降に株価はどう回復したのかを学んでいきましょう。

コロナショックを受けて、リーマンショックを学ぶ

コロナショックを受けて、今後の経済の動きに不安を抱えている人は多くいます。

そこで気になるのが、今までに起きた金融危機の後の経済の動きはどうであったか、どう回復していったのかというところでしょう。

過去の事例に経済回復のヒントがあると考えられるからです。

ここでは、2008年9月に起きた「リーマンショック」を参考に学んでいきましょう。

アメリカの金融危機で日本の株価が大暴落した

2007年のサブプライムローンの問題をきっかけに2008年9月に米証券大手のリーマン・ブラザーズが破綻し、これに伴う金融不安が広がった結果、アメリカ株価市場が暴落しました。

この事態は、100年に1度と言われるほどの金融危機となりました。

日本では、証券化されたサブプライムローンに投資している投資家はほとんどいなかったものの、ドル安円高や金融不安による経済停滞によって、輸出企業が多い日本市場も大きく下落し、日経平均平均株価は7000円を割り込む事態になりました。

1982年以来、24年ぶりの安値を付けました。

この時期に、企業の売上高も大幅に落ち込み、東証1部すべての上場企業平均で10%の減収となりました。

例えば、日本の大手企業である「トヨタ自動車」は、2008年3月期の売上高は約26兆円であったが、翌年2009年3月期では約20兆円と22%もの減収となりました。

過去30年間で全企業平均が10%減ったのは、リーマンショックのときだけなのです。

リーマンショックが起こる1年前の2007年の日経平均株価は、1万8000円を超える相場状況でしたが、2008年には1万2000円を割れるほど下がり、リーマンが破綻した約1か月後には、最安値である6994.90円まで下がりました。

2009年の夏ごろには、1万円ほどまで回復しましたが、1万2000円を超え始めたのは「アベノミクス」という経済政策が展開された2012年以降でした。

本格的な株価の上昇になるまで、リーマンショックから4年の歳月がかかりました。

株価の下落は永遠には続かない

リーマンショックを受けて、日経平均株価は高値から安値まで61.4%下落した後、戻り高値まで48.7%上がりました。

個別銘柄で見ると、最も下落した銘柄はマイナス99.3%で、上昇時に最も上がった銘柄は13.7倍になったようです。

先程例に挙げた「トヨタ自動車」は、2009年3月期の営業利益はマイナス4169億円の赤字に転落したものの、翌年の2010年3月期には、売上はほぼ同じであったが、営業利益は1475億円と黒字に転じました。

この年はドル円が110円台から90円台と急激に円高が進み、輸出企業には不利な状況下ではありましたが、そんな状況下でもトヨタ自動車は黒字にすることに成功しました。

このような株価の暴落が起きたときには、その瞬間は一律どの企業も株価を下げるものの、銘柄や業種によって下落率、上昇率のどちらも違ってきます。

単純に、価格が下がっているから株を買うのではなく、銘柄や状況を総合的に判断したうえで、資産運用を考えることが重要になります。

まとめ

株式投資をするときには、企業の本質を見極めて、銘柄選びをすることが重要かつ、大前提となります。

コロナショックによって、数々の銘柄の株価が軒並み下落したとはいえ、直ぐに上昇する銘柄もあれば、長い期間停滞している銘柄もあります。

このような状況下でも、ニーズのある企業の銘柄に目を向けて、銘柄を購入することを心掛けていきましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA