⑫資産運用に関わる用語|単利と複利の違い

日本の多くの人が銀行にお金を預けています。

銀行にお金を預けていると、ほんの気持ち程度の利子(金利)が付きます。

その金利の計算方法には、2つの種類が存在します。

それは、「単利」と「複利」の2種類です。

この2つの金利の計算方法は、資産形成、資産運用をしていく上で、必ず関わってきます。

この2つは、それぞれ金利の付き方が変わってきます。

この2つの違いを理解することで、これから先、金融商品を選ぶときに役立ちます。

そこで今回は、2つの違いをご紹介するとともに、実際に運用をした場合にどんな変化が現れるのかをご紹介していきます。

資産運用について知ろう

まずは、資産運用について知っていきましょう。

資産運用とは、持っている資産=「現金、株、不動産など」を管理・運用して、資産を増やすことを意味します。

増やすことを目的とした「投資」と、貯めることを重視した 「貯蓄」の2つがあります

多くの人が、気付いていないだけで、身近なところで資産運用をしています。

それは、銀行にお金を預けているだけでも金利がかかるためお金を「増やす」行為にあたります。

また、定期預金や保険なども資産運用と言えます。

基本的に、資産運用には大小関係なくリスクが必ず存在します。

一見、リスクが全くないように感じる定期預金のリスクは、もし銀行が潰れてしまった場合に、預金金額が満額返ってこない可能性があるというリスクです。

運用の種類は数多く存在し、比較的有名なのが株式投資やFX、他にも投資信託や国債・地方債といった債券投資など、ローリスクなものからハイリスクのものまで、様々存在します。

投資をやったことがないという初心者の人には、リスクが大きく損をしてしまうのではないかというイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、ハイリスクハイリターンの金融商品ばかりではなく、ローリスク、ミドルリスクの金融商品も存在しています。

資産運用全てが、難しいものと言う認識をしてしまうのは、非常に勿体なく、それぞれの運用方法を知らることで、資産形成の選択肢が増えると言えます。

以前の記事で、資産形成と資産運用の違いに解説しているものがあるので、そちらも参考に読んでみてください。

また、金融商品の1部をご紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

単利と複利の違い

では、資産運用をしていくときに、必ず関わってくる2つの金利の計算方法をそれぞれ解説していきます。

単利とは

単利とは、「預けた元本にのみ」利息がつくことを意味します。

元本とは、預けたときの金額のことで、その金額に利息が付きます。

例えば、100万円預け、年利が20%のであった場合は、1年間の利息は20万円となります。

同じように継続して100万円を預けていた場合、2年目も元本100万円を基本に計算することになるので、利息分は20万円となります。

2年間で、40万円が増えることになります。

複利とは

複利とは、「元本+利息」に利息がつくことを意味します。

これはどういうことかと言うと、一定の期間毎に支払われる利息が、次の期間に入ったときに、最初の期間に増えた金額を元本に上乗せした金額に対して利息が付くということです。

上乗せされた金額が次の期間の新たらしい元本として利息を計算していくことになります。

例えば、1年目に100万円を預け、年利が20%の場合は、1年間の利息は単利と同じく20万円です。

しかし、単利と違うのはここからで、2年目の利息の元本は「100万円+20万円=120万円」となります。

このため、2年目の利息は12万円となり、1年目よりも増えるのです。

単利と比べると、2年目から金額に差が出ることが分かります。

中長期間、複利で運用していれば、元本が毎年増えていくことから、単利と比べて大きな差が出ることになります。

実際に運用をするとどうなるか

では、実際に「単利」と「複利」で資産運用をしたとき、どのように金額が増えていくのかをそれぞれ表を用いてご紹介します。

それぞれ10年間、年利10%で運用した場合という条件を統一して行います。

・単利の場合

・複利の場合

このように、10年間で金額の差に約11万円の差が生まれます。

これだけを見ると、複利で運用する方が良いように感じますが、複利運用は、元本に金額を上乗せすることが前提になるので、毎年金利で得た利益が手元に返ってくるわけではありません。

この表を見れば明らかですが、長期間運用した場合に、複利の方が最終的に大きな金額が返ってくることが望めます。

しかし、人によっては毎月お金が手元に返ってきてほしいという人は、単利での運用を望む人も多いことでしょう。

運用方法は様々存在するため、あなたに合った運用方法を見つけると良いでしょう。

よりよい資産運用を

近年、資産形成の1つとして、資産運用が推奨されてきています。

資産運用をしていくときに、必ず関わってくる「単利」と「複利」のしくみを正しく理解し、自分に合った運用方法を見つけることで、よりよい資産運用ができることでしょう。

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