支出増加が原因?年収1,000万円プレイヤーが貧乏になる原因とは

自分の年収を上げたいと思っている人が夢見ている年収が、「年収1,000万円」という数字でしょう。

年収1,000万円を稼いでいれば、それがひとつのステータスとなり、いわゆる「勝ち組」に入ることができると思っている人がいます。

年収1,000万円を稼ぐことは簡単なことではありませんが、この年収に達することができれば、人生が豊かになると考えている人も多くいることでしょう。

しかし、巷では「年収1,000万円貧乏」という言葉が存在し、年収1,000万円にを稼いでいる人ほど貧乏になっているという統計が出ています。

ではなぜ、年収1,000万円を稼いでいる人が貧乏になってしまうのでしょうか。

ここでは、その理由について解説をしていきます。

年収1,000万円プレイヤーは日本にどれだけ存在する?

2020年9月に発表された国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、1年間しっかり勤務した給与所得者5,255万人のうち、1000万円を超える収入を得ている人の数は約256万人と、全体の約4.8%という結果が出ました。

約20人に1人が「1000万円プレイヤー」ということとなり、勝ち組と言われるにも納得の数字です。

しかし、実際に年収1,000万円を超えている家庭の人たちは、豊かになった実感を感じていない傾向にあります。

むしろ、年収600~700万円付近のときの方が豊かだったと感じている人が多いようです。

そのひとつの要因として、年収1,000万円になった人は、支出が増えがちになる傾向にあるからと言われています。

年収1,000万円になり支出が増えがちになる

では、どのような支出が増えるのでしょうか。

飲食費

先ずは、飲食費です。

収入が増えたことによって、今までよりも良い食事をしたくなる傾向にあります。

そのため、今まで行けなかったような高級レストランに行けるようになり、食費がかさむようになります。

また、家庭で料理を作るにしても、今までよりも良い食材を選ぶようになります。

食べる量は変わりませんが、食べる食材の質が上がり、その分支出が増えます。

さらに、普段からお酒を飲む人の場合、買うお酒も今までよりも高級なものを選ぶようになります。

健康のためにも、良い食材を食べることは良いことですが、飲食は毎日行うことなため、支出は直接的に影響します。

今までは、食費を5万円の予算でやりくりしていたが、収入が上がったことにより毎月の飲食費が20万円を超えるケースもあるようです。

交際費

収入が増えるにつれて、自然と交友関係が拡大していきます。

そのため、仕事でもプライベートでも付き合いのある人と食事に行く機会が増え、支出が膨らんでいきます。

また、収入が上がるということは、その分企業の中でも良い地位に就くことでもあり、部下を面倒見ることにもなるため、部下に食事をおごる機会も増えます。

お金を持っている人は、会食やボランティア、会合などによく誘われるようになり、また交友関係が拡大すればするほど、冠婚葬祭の機会も増えてしまいます。

そういった要因から、自然と交際費が増えていく傾向にあります。

衣類費

収入が増えれば、「自分を少しでも良く見せたい」という思いから、身に付ける衣類も高級志向になっていきます。

そのため、ブランドの洋服や靴、時計、宝飾品などが増えていきます。

白のTシャツ1枚を買うにしても、ノーブランドのものと比べて金額が10倍近くすることも当たり前にあります。

また、今までよりも、身に付ける物の数も増えがちな傾向があります。

収入が増えたとしても、その収入が10倍になったわけではないため、身に付ける物にかかる費用の負担割合は大きくなってしまいます。

交通費

交通費も増えがちな傾向にあります。

なぜなら、今までは終電に乗って電車で帰宅をしていたにも関わらず、収入が上がり余裕があるからと移動の度にタクシーを使うようになったり、新幹線や飛行機の座席のランクを上げたりと、お金に余裕があると思っていると移動手段にもお金をかけるようになります。

また、車に関しても、移動のための道具としてではなく、ステータスを意識した高級車を買う人が増えます。

人によっては、ひとりで複数の高級車を持ったりもします。

車を自宅に止めておくために、自宅にガレージを作るなど、さらにお金をかけていく人もいます。

教育費

年収が高い家庭は、基本的に私立の学校に進学させようとする傾向にあります。

そのため、家の近くの公立校に通わせている場合よりも多くのお金がかかるようになります。

ここで注意が必要なのは、中学高校を私立に行かせること以外にもお金が多くかかってくるということです。

なぜなら、私立校に進学させるために、子どもを塾に通わせて、試験に合格できる能力を身に付けさせる必要があるからです。

また、私立校に進学ができたとしても、その進学校に通っている子どもの親たちが、自分よりも収入が高く、良い習い事に通わせていたり、良い暮らし、良い食事をしている可能性があります。

そうなると、子どもが周りの環境に遅れていかないように、習い事に通わせるとなると更にお金がかかり、親同士の人間関係を保つために、ランチなど集まりに顔を出す度に、必要以上のお金がかかったりと、出費は増える一方です。

単純に学校に行かせるだけの資金以上のお金がかかることは十分に理解したうえで、子どもの行く学校を考えるようにしましょう。

実は年収600万円の家庭の方が幸せな生活を送っている

年収1,000万円を超える人よりも、実は年収600万円ほどの家庭の方が豊かな生活を送っていると言われたりもします。

その理由は、身の丈に合ったお金の使い方をするからだと考えられています。

年収600万円ほどの家庭であれば、そもそも子どもの受験を考えていないことが多く、費用の少ない公立校を選択するのです。

裕福な生活を送ることに憧れを抱く人は多くいますが、上を見始めたらきりがないのです。

年収1,000万円を稼いで、生活水準が上がったとして、それにより多少お金に困った生活をしてしまうと、更に収入を増やそうとします。

そこで、スムーズに収入が2,000万円に上がったとしても、また生活水準を上げてしまい、また生活が苦しくなるという連鎖を繰り返してしまいます。

年収が増えるほど支出のコントロールを

年収が増えた人たちが意識するべきことは、支出をコントロールすることです。

支出をコントロールできなければ、いくら年収が右肩上がりに上がっていったとしても、何時まで経ってもお金がないと感じる生活を送ることになるのです。

予算を決めてお金を管理し、見栄を張った生活を送らないように意識することが大切です。

収入が増える前から、マネーマネジメントを常に行い、必要以上にお金を使い過ぎないように支出をコントロールするようにしましょう。

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