⑭円高・円安ってなに?|日本に与える影響とは

あなたが、生活を送っている中で、なんとなく見たり、聞いたりしている新聞やテレビのニュースなどで、円高・円安という言葉を耳にする機会があるかと思います。

簡単にアンケートを取っても、日本の円の価値が高いか低いかという認識はあっても、それ以外のことは分らないという人が多くいます。

たしかにその認識も正解であり、間違った認識ではありません。

しかし、円高・円安をより深く理解することで、日本国民の生活に与える影響や仕事に与える影響を知ることができます。

また、外国との関係性や日本経済に与える影響などについても知ることができるため、日本経済の全容を知ることに繋がります。

円高・円安とは

一般的に、日本の円の価値が高いか低いかは、海外の通貨と比較して判断されます。

・円高

まずは、円高について解説をします。

単純に、円の価値が外国の通貨と比較して、高い状態を意味しています。

たとえば、1000円を米ドルに交換するとします。

1ドル=100円であれば、1000円は10ドルになります。

仮に1ドルの価値が80円であれば、1000円あれば、12.5ドルに交換することができます。

このように、同じ金額を交換するときでも、1ドルの価値が80円のときの方が、より多くのドルと交換ができるため、円の価値が高いと言えます。

・円安とは

ではつぎに、円安について解説をします。

これは、単純に円の価値が外国の通貨と比較して、安い状態を意味します。

ここでも、同じように1000円を米ドルに交換するとします。

仮に、1ドルの価値が125円であれば、1000円あれば、80ドルに交換することができます。

この場合は、同じ金額を交換するときでも、より少ないドルしか得ることができないため、円の価値が低いと言えます。

生活に与える影響とは

手前の文にて、基本的なところは理解できたかと思います。

ではつぎに、生活にどんな影響がでるのかを、日常の生活の中から例を挙げて解説をしていきます。

円高になるとどうなる

円の価値が高くなることで得られるメリットをいくつかご紹介します。

  • 海外からの輸入が増える
  • 海外旅行が安くなる
  • 物価が下がる

・海外からの輸入が増える

これは、海外の商品を円高になる前と比べて、同じ金額でより多くの輸入品を買うことができるため、海外のブランド品などの輸入が増えるということです。

・海外旅行が安くなる

海外旅行に行くときは、円高のときが1番お得に行くことができます。

・物価が下がる

日本は輸入品が多い国であるため、輸入がメインの原油やガソリンなどの価格が下がります。

また、物価全体が下がっていくため、国内の経済が安定しやすくなります。

円安になるとどうなる

つぎに、円の価値が下がることから得られるメリットをいくつかご紹介します。

  • 輸出が増える
  • 観光客が増える

・輸出が増える

海外では、人気の日本の製品が多く存在します。

その中でも、車は特に人気で、円安の時期であれば、日本車を安く買うことができるため、日本の車の輸出量が増えます。

・観光客が増える

また、海外から日本に来る場合に、通常より安く来れるようになるため、観光客が増え、観光客からの収益が期待できます。

また、デメリットも存在します。

円安だと、輸入品の価格が上昇してしまうため、日常的に使用する商品の値段が上がってしまいます。

低所得者や年金生活を送っている高齢者の人などには、厳しい状態とも言えます。

仕事に与える影響とは

ではつぎに、仕事に与える影響について解説していきます。

円高の場合

先ほども言ったように、日本は主に食料などの輸入に頼り切っている国です。

そのため、円高になると輸入品が安くなるため、商品を作るための原材料や部品を海外から仕入れている企業にとっては、コストを抑えることができます。

このことから、日本での販売価格を同じままであれば、その分だけ利益を得ることになります。

また、輸出がメインの企業の場合は、利益が減るデメリットがあります。

しかし、輸出が多くなる企業は、人件費の比較的安い国に生産工場を作り、経費の削減をしています。

円安の場合

逆に円安であれば、輸出をメインにしている企業は、大きく利益を得ることが期待できます。

先ほど話に出た、日本の車を作っている企業は、輸出量が増え、業績が良くなる可能性があります。

業績が良くなれば、その利益を使い、事業拡大をしたり、設備投資や従業員へのボーナスの金額を上げたり、福利厚生を良くしたりなど、様々な方面で企業を大きくできる可能性が出てきます。

また、輸入をメインとしている小売店などは、仕入れのコストが高くなるため、やむ終えず、商品の値段を上げなければならなくなります。

その結果、商品が満足に売れなくなり、業績が悪くなる可能性があります。

日本経済的には、円高と円安どっちの方が良い?

ここまで解説を進めてきましたが、実際はどちらの方が良いのでしょうか。

答えを先に言うと「一概には言えない」というのが答えです。

それは、本記事を読んでも分かるように、どちらにおいてもメリット・デメリットが存在するからです。

そのため、良いバランスを取ることが現状は理想と言われています。

日本の企業は、どちらの状況になっても大丈夫なように、多くの企業は事前準備や対策を取っています。

また、国としては、急激にどちらかに偏り過ぎないように、バランスを取るためにさまざまな政策をとっています。

円の価値を知り、日本の現状を知る

この記事を通して、日本がそれぞれの状態によって受ける影響には、どんなものがあるのかがある程度、理解できたかと思います。

この言葉を正しく理解することで、日本の経済や景気についての情報に、少しでも興味を持てるようになることでしょう。

また、情報を得ることで、ただ国に振り回されるのではなく、自分自身でいろいろな対策を取ることも可能になるでしょう。

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