イーサリアムの仕組み「DAO(自律分散型組織」とは

イーサリアムの仕組みのひとつに「DAO(自律分散型組織)」というものがあります。

ここでは、DAOの特徴と仕組みについて解説していきます。

イーサリアムの仕組み「DAO(自律分散型組織」とは

DAOとは、「Decentralized Autonomous Organization:ディセントラライズド・オートノマス・オーガニゼーション」の略語で、和訳すると「自律分散型組織」という意味の言葉です。

DAOの特徴

DAOの特徴は、以下のような特徴が挙げられます。

  • 個人1人1人が決定権を持っている
  • 組織の管理者が存在しない
  • 組織に関わる人のすべてが経営に携わる
  • ITツールなどにより透明性の高いやり取りが可能
  • 全員で情報共有し目的達成を目指す

このように、TheDaoは、投資家から集めた資金の使い道を投資家の投票によって決める「非中央集権型」であることが大きな特徴です。

一般的なファンドは、資産運用を行う会社が決めた手法や投資先で運用を行う「中央集権型」です。

そのため、TheDaoのように投資家1人1人が運営に関わり、お金の使い道を決めるというのは、新しい考え方と言えます。

TheDaoは、2016年5月にICOによって、たった28日間で約1207万ETHもの資金調達を成功させています。

この当時のレートで換算すると、なんと150億円以上を超える資金調達額となり、大きな話題となりました。

ICOは、TheDaoの独自のトークンである「DAO(ダオ)」を発行します。

投資家がイーサリアムを用いてDAOに投資を行う場合、1ETHあたり100DAOに交換されます。

投資家はDAOの保有率によって、TheDaoが得た利益の一部を報酬として受け取ることができます。

また、DAOを高値で売り、その値幅によって利益を得ることもできます。

DAOの仕組み

TheDaoは、イーサリアムのプラットフォーム上でスマートコントラクトを利用しています。

スマートコントラクトとは、ネットやシステムを介した商取引のことを指し、さまざまな契約を自動で行います。

スマートコントラクトは自動販売機でよく例えられます。

例えば、自動販売機で飲みたい飲み物を買いたいユーザーは、「①自動販売機に飲み物を買うお金を入れる」、「②欲しい飲み物のボタンを押す」というふたつの工程を行うことで、自動販売機から希望の飲み物が提供され、入れた金額の差額を返金するという流れを自動で行います。

この流れがまさにスマートコントラクトの流れなのです。

スマートコントラクトは、単純に書類上の契約をする役割だけではなく、幅広い取引や決済などにも用いられます。

TheDaoの場合、スマートコントラクトを利用することによって、サービスを自動的に運営することができ、サービスを維持するためのコストや人件費の削減に繋がります。

また、イーサリアムのブロックチェーンを用いることによって、プログラムの処理を分散して行うことができるため、ハッキングのリスクを減らすことができます。

一方で課題とされているのが、仮にプログラムに不具合が生じたときに、第三者が止めることができないという点です。

まとめ

イーサリアムのDAOの簡単な仕組みは上記の通りです。

仮想通貨を保有しようと考えている人は、それぞれの通貨の特徴は最低限理解しておくようにしましょう。

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