⑰仮想通貨ってなに?!しくみや特徴を知ろう

仮想通貨元年と言われた2017年。

仮想通貨が新言・流行語大賞にノミネートされた2018年。

仮想通貨で億り人が出てきたり、新聞やニュースなどでも仮想通貨の話題が多く取り上げられるようになってきました。

2019年の6月には、世界的にも有名なFacebookも独自の仮想通貨「リブラ」をリリースすることもあって、仮想通貨に対する注目度も高まっています。

投資や資産形成をする1つの手段となる仮想通貨ですが、実際はどんなしくみで、どんな特徴があるのかイマイチわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、仮想通貨についての仕組みや特徴について解説していきます。

仮想通貨とは

仮想通貨とは、国家が発行している紙幣や硬貨のような形のある通貨ではなく、実態を持たない通貨のことです。

ネットやデジタル世界にのみ存在するお金で、データとして存在しています。

用途としては、飲食店や買い物をした時の決済サービスを目的に使われます。

仮想通貨の成り立ち

世界で最初の仮想通貨はBitcoin(ビットコイン)と言われています。

そのビットコインの誕生の経緯は、2008年にサトシ・ナカモトと名乗る人物がインターネット上に発表した、「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文です。

このサトシ・ナカモトという人物も偽名であるという情報が多く、実際には誰なのかわからないのが現状です。

しかし、この論文を元に複数の研究者が開発を進め、2009年に初めてビットコインが発行されました。

特定の国家による価値の保証を持たない通貨

仮想通貨の特徴の1つは、特定の国家から発行されていないということです。

普通、通貨は発行する国家があり、法定通貨としてその国から認められます。

銀行券(紙幣)の独占的発行権を有する発券銀行として日本円は日本銀行が、ユーロは欧州中央銀行が、米ドルは連邦準備制度が発券を行っています。

そして発券された通貨を使っている国民が、「法定通貨だから大丈夫」「国や政府が潰れないから」「日本銀行が発券しているから」「みんなが信用しているから」という信用によってお金の価値が保証されています。

しかし仮想通貨は、特定の国家が発行していません。

つまり国家や国民がいないため、仮想通貨の価値は保証を持たない通貨となります。

仮想通貨の価値は、仮想通貨の価値を信じている人がいることによって保証されている通貨です。

仮想通貨の種類

2009年にビットコインが初めて仮想通貨として発行されてから、2019年で10年目を迎えます。

この10年間でビットコイン以外にどれだけ仮想通貨が増えたか見てみましょう。

2019年8月で約2300種類あるとされています。

Coinmarketcap.com(コインマーケットキャップ)というサイトでは、世界中で発行されている1000種類以上の仮想通貨の時価総額や取引価格、取引量などが見れます。

1番有名なビットコインはもちろん、他に有名なETH(イーサリアム)、XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)などがあります。

仮想通貨のメリット・デメリット

次に仮想通貨のメリット・デメリットについて解説していきます。

1.送金が早く簡単

仮想通貨の送金の方法は、送金先のアドレスに仮想通貨の種類や数量を決めて入力するだけで送金することができます。

銀行を通しての従来の送金では、翌日に着金したり、祝日・休日が明けないと着金しないというデメリットがありました。

しかし仮想通貨は銀行を経由することがないので、スピード送金することができます。

2.手数料が安い

仮想通貨は、銀行のような管理者が存在せずに決められた手数料も存在しません。

管理者が不在でネットワークを経由して送金されるので、送金手数料を安くすることができます。

また海外、国内に関わらず同じ手数料であることもメリットです。

海外に日本円を送金する時に、楽天銀行では円貨送金手数料が3,000円かかります。

しかし仮想通貨では国内、海外でも変わらず数百円程度で収まります。

3.取引がいつでもできる

銀行や証券会社などでの取引は、平日の昼間だけと限定的な時間しかできません。

仮想通貨での取引は、24時間365日、常に取引することができます。

急用で送金する必要がある時、休日や平日の夜間でも送金できるのはメリットです。

4.利益を出すことができる

仮想通貨は、FXや株のように投資目的で使うこともできます。

FXや株に比べて価格の変動が大きく利益を出すことができます。

5.将来性に期待

仮想通貨の認知度は徐々に高まってきたといえますが、まだまだ浸透しているといえません。

上記のメリットを多くの人が理解し、決済サービスとして導入される未来もあります。

デメリット

1.価格変動が大きすぎる

仮想通貨は価格変動が大きく、価値が下がると損をすることがあります。

その振れ幅もFXや株よりも大きいため注意が必要です。

2.ハッキングや紛失の可能性

過去、仮想通貨の取引所では大規模なハッキングにより数百億円を失ったこともあります。

自分の使っている取引所がハッキングにあった場合は、盗難されたことになります。

3.法律の規制

仮想通貨はまだ歴史の浅い通貨です。

そのため法的な整備も、その時々の事件や議論で規制されることもあります。

2017年には、中国政府が取引の制限をしたこともあります。

仮想通貨のしくみ

次は仮想通貨のしくみについて解説していきます。

1.電子署名 

電子署名は、データ上で本人の確認をすることができるしくみです。

電子署名では、仮想通貨の送金する時に公開鍵と秘密鍵の2つが使われます。

仮想通貨を送金する側によってデータを暗号化、仮想通貨を受け取る側が暗号化されたデータを復元することで、送金が完了します。

2.ブロックチェーン技術 

ブロックチェーン技術とは、公開取引記録のことです。

仮想通貨はブロックチェーン(公開取引記録)に書き込まれた今までの取引を参照することによって、自分の持っている仮想通貨の量が分かる仕組みになっています。

ブロックチェーンは世界中の色々な人が管理しているのでデータが全て失われることはありません。

3.マイニング 

マイニングとは新たにできるブロックチェーンを既存のブロックチェーンに繋ぐ作業です。

世界中の人がマイニングをして、1番最初に既存のブロックチェーンに新しいブロックチェーンを繋ぐ計算をしています。

そして、1番最初に繋いだ人には、報酬として仮想通貨が貰えるしくみです。

この繋ぐ計算作業は、世界中の高性能なコンピューターが競い合っているので、改ざんは実質的に不可能となっています。

ブロックチェーンに記録する時に、マイニングをすることで、改ざんが不可能となります。

仮想通貨でできること

次に仮想通貨でできることについて解説していきます。

  1. 決済
  2. 送金
  3. 投資
  4. 貯蓄

1.決済 

飲食店やショッピング、ECサイトなどの様々な場面での決済ができます。

最近では仮想通貨による支払いも可能になっているお店も増えてきてます。

2.送金

個人間や企業間でも送金が可能です。

時間や場所を選ぶことなく、安い手数料で送金ができます。

3.投資

価格変動による差益を出し、投資として扱うことができます。

4.貯蓄 

法定通貨と同様に資産として貯蓄することができます。

キャッシュレスの時代へ

今回は、仮想通貨のしくみや特徴について解説しました。

仮想通貨の話題が大きくなる1つの原因は、現金を持たないキャッシュレス化の波が来てることです。

実際にキャッシュレス化を導入している国や地域もあったり、その利便性や必要性が高まっています。

将来的には財布を持たない時代、現金を保有しない時代へ進んでいくことになるかもしれません。

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