イーサリアムとイーサリアムクラシックの違い

仮想通貨の代表的な通貨である「イーサリアム」。

ビットコインとビットコインキャッシュのように、イーサリアムから派生した似た名前の通貨が存在します。

ここでは、イーサリアムとイーサリアムクラシックの違いについて解説していきます。

イーサリアムとイーサリアムクラシック

まずは、それぞれがどのような特徴を持った通貨であるのかを理解しましょう。

イーサリアム

現在、仮想通貨の中で時価総額が2位を誇っているのがイーサリアムです。

イーサリアムは過去に、「TheDAO事件」という事件があり、この対応としてハードフォークにより不正送金をなかったことにしたブロックチェーンです。

イーサリアムは、コミュニティから過半数の賛成を得てハードフォークを実施し、考案者かつ開発者のヴィタリック・ブテリンが中心となり、「ワールドコンピューターを実現する」という目的を基に開発が進められています。

イーサリアムクラシック

イーサリアムのブロックチェーンを継承しているのが「イーサリアムクラシック」です。

イーサリアムクラシックは、問題が起きたときに開発者が担う対応を、非中央集権からかけ離れた考えから生まれた通貨です。

「TheDAO事件」の原因は、TheDAOのコードが脆弱であることを悪用されただけであり、イーサリアムの代表的な技術であるスマートコントラクトには問題はなかったという考え方を持っています。

そのため、イーサリアムオリジナルのブロックチェーンを継承しています。

イーサリアムとイーサリアムクラシック3つの違い

それぞれの違いは3つあります。

違いは以下の3つです。

  • 利用用途
  • 発行上限
  • コンセンサスアルゴリズム

利用用途

イーサリアムは、スマートコントラクトを導入している「DApps(自律分散型アプリケーション)」の提供を目指して開発をしています。

一方、イーサリアムクラシックは、スマートコントラクト機能は備えていますが、「IoTプラットフォーム」としての役割を担う開発方針となっています。

結果的に、イーサリアムとイーサリアムクラシックは、それぞれ別の役割、用途を目指して差別化が図られています。

発行上限

イーサリアムは、通貨の発行上限がありません。

一方イーサリアムクラシックは、約2億1000万ETC〜約2億3000万ETCという発行上限があります。

一般的に、発行上限が決まっていない通貨は、市場の供給量が増えていくごとに価値が下がり、発行上限がある通貨は市場の供給量が減っていくごとに価値が上がると言われています。

将来的には、イーサリアムにも発行上限が設定される可能性があると言われています。

コンセンサスアルゴリズム

今後イーサリアムは、コンセンサスアルゴリズムをPoWからPoSへ移行する予定となっています。

PoWで抱えていた問題点である、過剰な電気代消費、地球温暖化に悪影響を与える点が、PoSを導入することによって、問題が解決されると言われています。

一方イーサリアムクラシックは、継続してPoWを採用する予定となっています。

イーサリアムクラシックは、中央管理者を持たない非中央集権性を重んじており、重大な問題が起きない限り、プロトコルレベルの修正を実施しないと公言しています。

まとめ

ふたつの通貨の名前が似ているものの、違いがいくつもあります。

ふたつの通貨は、それぞれ別の役割を担っている通貨なのです。

名前が似ているからと言って同じ通貨だという認識を持たないようにし、それぞれの特徴、役割があることを理解しておくと良いでしょう。

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