普通株式とは異なる「優先株式」とは

株式といっても、企業が発行する株式にはさまざまな種類が存在します。

その中のひとつが「優先株式」です。

ここでは、優先株式の特徴について解説をしていきます。

優先株式とは

優先株式は、種類株式のひとつです。

普通株式とは異なり、種類株式は特別な権利を持っている株式です。

優先株式は、通常の株式よりも優先して配当などを受け取ることができます。

しかし、議決権には制限があり、また優先株が上場することはありません。

優先株が世間に広まったのは1990年台後半のことです。

当時、優先株式による公的資金注入が大手銀行に対して行われたことがきっかけです。

銀行が優先株を発行し、国は発行された株を買い取りました。

3種類の優先株式

ここからは、3種類の優先株式について解説していきます。

完全参加型優先株式

これは、取得コストが高いという特徴を持った優先株です。

コストは高いものの、優先配当額を受け取った後、普通株の配当も二重で受け取ることができます。

そのため、主にインカムゲインでの収益を狙う投資家にとっては多くのメリットを受けられる株式と言えます。

非参加型優先株式

これは、優先配当は受け取れますが、普通株の配当は受け取れない優先株式です。

二重に配当金を受け取ることはできませんが、参加型よりもコストが低い特徴があります。

この型の株式は、普通株と比べてメリットが大きいとは言えません。

その理由は、普通株の方が配当金が多かった場合に損をするリスクがあるからです。

制限参加型優先株式

これは、優先配当を受け取った後、「一定の倍率まで」という制限がある状態で普通株の配当金を受け取ることができる優先株式です。

上限は「優先配当と同額」と定められているため、完全参加型と比べると得られる配当は少なくなります。

2つの優先株式の様式

ここからは、優先株式の2つの様式について解説していきます。

累計型優先株式

累積型の場合、今年度中に決められていた優先配当の額に届いていなかったとしても、次年度以降にその分を回収することができます。

これは、余剰金から時期以降の配当と一緒に支払われるためです。

上記のことから、ある程度リスクを抑えることができます。

非累計型優先株式

一方、非累積型の場合、次年度以降に回収ができません。

つまり、その年度内に決められた配当に届いていなかったときには、その分を今後回収することはできません。

マイナスを抑えたい人向けの投資商品

優先株式はマイナスを抑えたい人に向いている投資商品となっています。

通常の株式と違った特徴があるため、その特徴を理解したうえで、通常株式なのか優先株式なのかのどちらに投資をするのかを判断しましょう。

片方の知識だけを持って、投資判断をすることは、それだけでリスクが伴うことなため、必ず両方の知識を得たうえで判断をするように心がけましょう。

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