㉔保険のしくみ|保険が資産運用になる理由とは

私たちは日々生活している中で、リスクと感じることは一体どれくらいあるのでしょうか?

歩いていて小石につまずき、骨折するリスク。

仕事で溜まったストレスが、体の病気として出てくるリスク。

これらのリスクは、考えれば考えるほど無限に出てくると思います。

そして、もしあなたが保険に入っているとしたら、保険のどこまでが対象範囲なのか、どこからが対象外なのかのしくみを知らなければ、保険を100%活かすことはできません。

そこで今回は、保険のしくみと実は多くの人が知らない保険が資産運用になる理由について解説します。

保険とは何か

多くの人がイメージするのは、もしも万が一の危険があった時に、その損害を保証してくれるものだと思います。

実際にその通りで、私たちの生活に潜む様々なリスクを保証してくれます。

しかし、誰がその1人の人間のリスクを保証してくれるのでしょうか。

それは、多数の人たちが保険料を出し合うことで解決しています。

数人では大した額にはなりませんが、大勢の人が保険料を出し合えば大きな額になり、幅広く多くの人たちを保証することができます。

そして保険は公営保険と民間保険に分類されます。

公営保険と民営保険の違いと種類についてみていきましょう。

公営保険と種類

公営、つまり運営している団体が国や地方公共団体です。

これらの団体が政策によって実施している保険で、社会保険と産業保険の2つに分けられます。

社会保険は社会保障の分野で、社会政策として国民健康保険や国民年金、雇用保険などをいいます。

産業保険は経済政策として行われ、農業保険、漁業保険、輸出保険などをいいます。

民営保険と種類

民営保険(民間保険)は私保険とも呼ばれています。

そして、民間の損害保険会社や生命保険会社が販売しています。

民営保険は、3つの種類に別れており、人の生命や疾患に関わる保証金が支払われる生命保険を第一分野といい、偶然による事故によって生じた保証金が支払われる損害保険を第二分野といいます。

そして、近年では生命保険と損害保険の垣根が低くなり、両者を明確に判断しなくなった第三分野といいます。

第一分野は定期保険、終身保険、個人保険養老保険など。

第二分野は自動車保険、火災保険、海上保険、賠償責任保険など。

第三分野は医療保険、がん保険、介護保険、傷害保険など。

保険の必要性とは

ここまでで、保険のしくみや種類などがわかってきたかと思います。

では、実際のところ私たちの生活において保険は必要なのでしょうか?

様々なリスクから考えていきましょう。

人生にはさまざまなリスクがある

私たちは、生きているだけで様々なリスクを背負いながら生活をしています。

それが、人生100年時代とも言われるなかで、常にそのリスクがあることを自覚する必要があります。

具体的に、保険が必要となってくるリスクについて解説していきます。

・入院や手術のリスク

怪我や持病によって入院、手術することになったら入院費、手術費が発生します。

総じて医療費ともいいますが、病院で医療を受ける日数が増えれば増えるほど、その医療費がかかってきます。

国の医療制度があったとしても、全く払う必要がない訳ではなく食費、被服費、雑費など色々とお金が必要となるケースもあります。

・悪性新生物(がん)のリスク

私たちは国の医療制度や医療保険がありますが、近年ではガンに特化した保険もあります。

逆にいえば、国の医療制度や医療保険だけではカバーできない可能性があるということです。

特にガンに対しての治療は、高額になるケースや長期間の通院になることもあり、その分ガン治療の費用もかかってきます。

そのため、ガンに特化した保険も出てくるのは当然といえるでしょう。

・仕事ができないリスク

入院、手術、ガンなどによるリスクはもちろん恐ろしいものがあります。

しかし、この状況になったと同時にもう1つのリスクを抱えることとなります。

それは、仕事ができないことによる収入の減少です。

会社員であれば、会社の保証や公的制度、傷病手当や有休消化などによって多少の収入が発生します。

しかし、通常の会社勤務と同じ額を貰えることはなく、収入が減少することは必須です。

収入の減少は、今までの生活を維持することが難しくなるのことになり、家族がいる場合にはより顕著に負担が増えることになります。

入院や手術でお金もかかり、生活を維持するにもお金がかかることになります。

・介護のリスク

入院、手術、ガンによる治療を行った後、もう1つ注意しなくてはいけないのは介護のリスクです。

入院、手術、ガンで後遺症が残った場合には、自分1人で日常生活を送ることが難しくなる可能性が高くなります。

手足が動かない、うまく食事ができないとなると、第三者からの協力がないと生活できないでしょう。

家族が介護してくれる場合にも、家族の負担になり、介護サービスを受ける場合には費用がかかってきます。

後遺症によっては長期間の介護が必要となり、莫大なお金が必要となるケースもあります。

・亡くなった時のリスク

自分が亡くなった時に、どのようなリスクがあるのかを見てみましょう。

もし亡くなった場合、支える家族がいる時には、その家族の収入が無くなってしまいます。

取り残された家族は、収入源がなく困ってしまう確率が非常に高いです。

このような時、死亡保険があれば保険金が支払われます。

死亡保険の契約によりますが、一時的にまとまったお金が家族に支払われることになるので、当面の生活や、子供の将来のためなどに残しておくことができます。

保険が投資になる理由

ここまで保険について学んできました。

そして、この保険が実は投資になることを知っていたでしょうか?

一般的に、投資となるとFXや株を想像する人が多いですが、つぎに保険の投資について解説をしていきます。

保険が投資になる理由は、保険料を預かった会社が、そのお金を運用に回しているからです。

もちろん全額ではなく、支払いをする準備で内部的に積み立てをしていたりします。

保険料を保険のためだけに使うのではなく、運用し利益を出してもらうことで投資としての保険が成り立ちます。

投資初心者向けの外貨建て保険と変額保険

外貨建て保険は、投資初心者向けと言われています。

外貨建て保険とは、払った保険料を外国の通貨で運用する保険です。

外貨としては主に、アメリカドル(米ドル)やオーストラリアドル(豪ドル)建ての保険が多くなっています。

外貨建て保険は、外貨ベースで利息が保証されており、利益が出やすくなっています。

また、金利も国内銀行よりも高いです。

保険会社によって変動はしますが、年2〜3%くらいの商品が多いとされています。

万が一、保険会社が破綻しても、生命保険保護機構が関与していれば、責任準備金の9割程度保証されます。

また、変額保険も初心者向けと言われています。

変額保険とは、契約者の支払う保険料の一部が特別勘定とよばれるファンドで、株式や債券などで運用されます。

その運用実績によって、保険金や解約返戻金の金額が増減します。

変額保険では、商品を買った段階から分散投資されているのでリスクが少ないです。

また変額保険は、死亡保障で受け取る分には元本保証があるため、運用が失敗しても損する事はありません。

保険で投資をする3つのメリット

・国内の銀行よりも金利が高い 

国内の銀行は普通預金で0.001%、定期預金では差はありますが0.1〜0.01%となっています。

しかし保険の投資は、保険会社によって変動はしますが、年2〜3%くらいの商品が多いとされています。

・保険として機能する

投資としても、保険としても2つの役割を持つことができる保険の投資です。

保険で投資をしながらも、万が一の時には保険のお金が払い出されるので安心です。

・投資よりも親しみやすい

投資というと難しいイメージがありますが、保険であれば比較的に馴染みがあるのでハードルが低いといえるでしょう。

保険料が投資のお金となるので、難しい知識などはいりません。

投資とリスク回避の一石二鳥が可能な保険

私たちの身を守るための保険ですが、投資を保険に取り入れることで一石二鳥の効果を生み出すことができます。

自分の身を守りながらも、投資を資産形成を行えるのは保険投資のメリットです。

人生におけるお金のリスクを、回避可能な選択肢として持っておくことは、将来のためになると言えるでしょう。

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