㉗【お給料のなぞ】なんでボーナスがある?

日本人の多くは、会社員となり毎月働いた分の対価としてお金をもらっています。

1週間の大半は仕事の時間に使い、その時間と体を使ってお金を得ているわけですが、その給料や給与の言葉の意味を理解していない人が多いのではないでしょうか。

これは、お金をもらっているものの、自分がもらっているお金が、「日々の働きに見合ったものであるのか」、また「なんとなくの認識で毎月20万ほどもらえる」というように、あまりもらっている金額について深く考えたことのない人にありがちです。

一見、同じ意味の言葉であると考えてしまいがちなほど似ている言葉ですが、実は明確に意味合いが違います。

また、働いている環境によって変わってきますが、毎月もらえるお金とは別に「ボーナス」があります。

このボーナスも、なぜその存在があって、どのようにその金額が決められているのかを知らない人が多いため、そのときのボーナスの金額によって一喜一憂する人が出てくるのです。

そこで今回は、給料と給与の違いを説明するとともに、ボーナスの存在について簡単にご紹介します。

【給料】と【給与】

まずは、この2つの言葉の明確な違いについて説明していきます。

給料とは

まずは【給料】についてです。

毎月決められた給料日に、手渡しもしくは銀行振り込みでひと月分の給料が支払われます。

しかし、この時点で実は【給料】ではなくなっているのです。

給料とは、残業代や各種手当などを引いたものを意味します。

つまり、基本給(正規の勤務時間に対する報酬)のことです。

残業やなにかしらの手当てが付く場合は、その時点で『給与』なのです。

給与とは

給与所得とは、年俸、給料、賃金、賞与などの給与に係る所得のことを言います。

つまり給与は、残業代や手当て、ボーナスを含んだものの総称なのです。

給料よりも広く考えられているため、会社からもらう報酬は全て【給与】と呼ぶことが正しいと言えます。

また、給与は、お金で受け取るものだけではなく、福利厚生などもその一部です。

ボーナスとは

ボーナスとは、固定給を毎月もらっている働いている人が、定期給与と別に給与をもらうことを意味します。

賞与、特別手当と呼ぶこともあります。

払われる時期や回数、金額に特別な規定はなく、ボーナスがない企業もあれば、年に複数回支給される企業もあります。

一般的には、夏=7月と冬=12月の時期に1回もしくは2回支給する企業が多いです。

またボーナスは、法律上では必ず支払う必要があるわけではなく、支払うと決めた場合のみ支払う義務が発生します。

ボーナスの時期

先ほど、支払いの回数や時期、金額についての決まりはないと言いました。

企業によって「夏冬の計2回」、「ボーナスなし」、「年に3回以上」、「年度末に1回」など企業によってルールが違います。

金額はどうやって決まる?

ではつぎに、ボーナスの金額はどうやって決められているのかについて説明していきます。

まず、ボーナスを支給するかしないかは3つの要素から決まります。

3つの法的な根拠は、「企業が作成する就業規則」「企業と労働組合の間で結ばれる労働協約」「企業と労働者個人との間で締結される労働契約」この3つを元に、条件を企業ごとに決めています。

一般的には、基本給の額によって金額が決まります。

ボーナスの基準として、だいたいの人が「給料○カ月分?」と聞くことでしょう。

ここでいう給料とは、前記の通り、【基本給】のことです。

この「基本給○カ月分」または、「基本給の○%分」という表記で取り決めを行っている企業がほとんどです。

なんでボーナスは存在するのか

給料と給与の違いや、ボーナスの存在について理解ができたと思います。

実際、1年でその人に支払う予定の金額はあらかじめ決められていることがほとんどで、それを超えるようなボーナスを得ることはほとんどありません。

職業によっては、インセンティブが発生するような仕事の人であれば、毎月の収入にも変動があり、もちろんボーナスにも変動があることでしょう。

しかし、基本的にその人の年収が決まっているということは、年俸制で1年で1000万円の人もボーナス込みで1000万円の2つのパターンが存在しても結果的にもらえる金額に違いはありません。

年俸の人は、毎月約83万円をもらいますが、ボーナス年2回でボーナス1回で100万円の人の場合は、毎月は約67万円もらい、ボーナスで2回100万円を受け取るということです。

結果的には受け取る金額は一緒であり、会社としては毎月渡す金額を上げることができるが、敢えてボーナスという制度を使い、職員のモチベーションを上げるために使ったり、まとまったお金が必要となる時期の前にボーナスを出すことで、それぞれの人のお金使いをコントロールしているとも言えます。

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