㊶株式投資にまつわる「I・P・O!」

株式投資をしようと考えている、すでにしている、興味があるという人や資産形成をしている、他の投資をしているという人であれば「IPO」という言葉を1度は聞いたことがあることでしょう。

普通の株式投資の事であれば知っているが、IPOとなるとあまり知識がないという人もいるのではないでしょうか。

比較的、初心者向けと言われている投資対象ですが、その仕組みが一般的に知られていないため、初心者の人がこの市場に参入しているという声を多くは聞きません。

そこで今回は、IPOとはどのようなものであるのかを知るために、基本的な知識から買い方について解説していきます。

IPOとは

IPOとは、Initial Public Offering(イニシャルパブリックオファリング)の略語です。

日本では、【新規公開株】や【新規上場株式】のことを意味する言葉です。

詳しくいうと、株を投資家に売り出すことで、取引所に上場させ、だれでも取引が可能になるようにすることをIPOといいます。

また、IPO株投資とは、新たに上場をするというタイミングに、その株を買うことのできる権利を抽選で行い、それに当選した人が、上場した日につく株価《初値(はつね)》で売ることで出る利益を得ることです。

カンタンに説明するのであれば、上場する前に株を持ち、上場日に売るという行為のことです。

IPOは利益を得られやすい?

この市場の特徴は、勝率がとても高いということです。

去年のデータを参考にすると、2018年は95社が新たに上場をしました。

上場する前に手に入る公開価格と、、初値を見比べるとなんと【80勝・14敗・1分】という結果が出ています。

勝率にすると、84.2%とかなり確率が高いのが分かります。

このことからも、利益を得られやすい市場だといいうことが言えます。

IPOの買い方

つぎに、買い方についてお話していきます。

3つの手順を踏むことでできます。

口座の開設→情報集め→買って売る

この流れです。

それぞれ解説していきます。

証券口座の開設

まず初めに、証券会社の口座を開設する必要があります。

口座を開設するとカンタンに言われても、やったことがない人からしたら難しそうに感じますよね。

しかし、手順はとてもカンタンで、わかりやすく言えば、銀行口座を作りに行くようなイメージです。

大学生や社会人であれば、だいたいの人が自分で銀行へ行き、預金口座を作ったという経験をお持ちでしょう。

このような感覚で、証券会社の口座も作成することが可能で、言い方を変えれば、ほとんど金額の動かない預金口座とは別に、金額の変動が起きる口座を証券会社に作るような感覚です。

また、証券会社に口座を作る場合は、実際に会社に行く必要がなく、ネットで各会社のホームページなどから申請を出すことができます。

申請に必要な項目は、銀行の口座を作るときよりも少し項目が増える程度で、基本的には誰でも作ることができます。

証券口座であれば、そこにお金が入っていれば、そのお金で株式投資などの金融商品を買うこと可能になります。

とはいっても、どこの証券会社を選べばいいのか分からないという人も多いことでしょう。

検索してみると証券会社は思っている以上に存在していることに気付くかと思います。

選ぶ基準は、今回でいえば、IPO株の取り引きをしているという点は最重要項目です。

基本的に、どこを選んでも、普通の株の取引は可能ですが、IPO株に関しては、あらかじめ配分が決まっているため、割り当てられているところでなければ、抽選すら受けることができません。

また、他の投資の取引も後にしたいと考えているのであれば、手数料が安いところを選ぶと良いでしょう。

取り引きによって手数料は必ずかかってくるため、その金額は低い方が後に良いでしょう。

配分によっては、会社によって数に差があり、ある会社Aでは6000株、B社では3000株、C社では500株、D社では0株といったように差があります。

これを見て分かるように、最も当選確率の高いのはA社です。

他にもB・C社も当選する可能性はあります。

IPO株はそれぞれの証券会社から抽選を受けることができる仕組みのため、より確率を上げるのであれば、すべての証券会社から申し込むのが良いでしょう。

IPO株の情報収集

口座ができたら、つぎに行うのは情報集めです。

IPO株の抽選は毎日あるわけではなく、1年を通して50社から100社ほどの会社が上場します。

そのため、それぞれのタイミングに合わせて申し込みをしなくてはいけません。

主な情報源は、東京証券取引所です。

知っておきたい情報は大きくまとめると2点あります。

それは、【IPO企業情報】と【IPOスケジュール】です。

IPO企業情報とは、単純にその会社が業績を上げることのできる会社かどうかを見ます。

将来的に急成長が期待できるのであれば、かなりの株価の上がりに期待できます。

大きく株価が上がると、初値がとても高くなり、その分利益も大きく狙うことができます。

つぎにIPOスケジュールですが、これは言葉の通り、IPOのスケジュールを管理することです。

スケジュールで確認することができる項目は、申し込みの期間や抽選日、購入期間や上場日などがあります。

すでに、情報を調べており、申し込みをしようと考えていた会社の申し込み日が過ぎてしまったら元も子もありません。

そうならないためにも、このスケジュールの管理がとても大切になってきます。

また、記憶の中で管理をするの大変かつ、忘れてしまう可能性もあるので、パソコンや手帳、スマホなどにまとめておくと良いでしょう。

抽選を受けて株を売る

情報を集め、抽選を受けたい会社が決まったら、つぎに行うのは抽選と当選時に売ることです。

まずは、申し込み期間(ブックビルディング期間)にIPOの申し込みをして、結果を待ちます。

見事に当選することができれば、購入期間内に買う意思表示をし、上場日に初値で売ります。

手順はこれだけです。

カンタンな手順を書きましたが、抽選の受け方についてはもう少しだけ、詳しく説明していきます。

申し込み期間に、証券会社にログインし、IPOのページから目論見書(もくろみしょ)を押し、その先に表示される申込ボタンを押すだけです。

証券会社によって、手順が若干違う可能性があるので、その会社のホームページに書いてある通りに進めれば問題ないでしょう。

ここで注意するべきことは、仮に当選したときに必要なお金を入れておくのを忘れてしまうと、抽選を受けることができないことがほとんどなので、前もって入金しておきましょう。

また、この事前にお金を入れておくお金のことを前受金と言います。

申し込み期間が過ぎ、しばらくすると抽選日が来ます。

結果がメールで来る場合もあれば、自らホームページなどにログインして確認する必要があるところとそれぞれです。

確認を忘れないようにしておきましょう。

当選した後は、購入期間の間に、購入の意思表示をしなくてはいけません。

ネット証券であれば、ログインした後に購入意思表示を押し、取引パスワードを入れれば完了します。

意思表明が終わり、最後に行うのが売るという行為です。

上場日に売ることで利益を確定しましょう。

上場日の当日が来ないと、売り注文が出せない場合がほとんどなので、当日の朝に売り注文をします。

この段階になり、やっといくら稼ぐことができたのかが分かります。

また、上場日に必ず売らないといけないわけではなく、その後も株価が上がる可能性もあり、それが期待できると判断するのであれば、売らずに持っておくのも良いでしょう。

初値が公募価格を上回りやすいのには理由があり、基本的に公募価格は企業の価値よりも低く設定されるため、売りたい人より買いたい人の方が多くなるからです。

その結果、初値の金額が上がっていることが期待されるのです。

IPOは初心者向けの投資

勝率の高いものだからこそ、初心者に向いているといわれています。

初心者のみならず、リスクを限りなく減らしてできるものとして分散投資先に選ぶのも良いでしょう。

また、今後の別の記事にてIPOの魅力や注意点についても解説していくので、その記事も見ていただけたらと思います。

関連記事を載せておくので参考に読んでみてください。

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